UEFAチャンピオンズリーグ3

「男なら泣くんじゃない！」

これは世界最高峰の大会の決勝戦で破れた監督の、選手に放った言葉である。

「PK戦はいつだって運試し！」

これは世界最高峰の大会の決勝戦で勝利した選手の言葉である。



毎年5月の終わりに決勝戦が行われる。
そして翌年の大会は6月の終わりから始まるのだ。

毎年多くの選手がチームを離れ、また新たな選手がやってくる。
最早、毎年チームを同じクオリティーに保つのは至難の業である。

1956,1957,1958,1959,1960,1966,1998,2000,2002,2014,2016

これは今回優勝したレアルマドリードの優勝年である。
過去61の大会が行われ、内11回優勝している。
これはとんでもない数字である。

しかし、チャンピオンズリーグで優勝したレアルマドリードが所属するスペインリーグで今年優勝したのはバルセロナである。
昨年はこのバルセロナが参加した全ての大会で優勝している。

今、ヨーロッパはスペインを中心に回っていると言っても過言ではない。

自国のリーグ戦、自国のカップ戦、そしてヨーロッパを舞台にしたUEFA Champions League。
この3つを全て取ったチームは過去8チームしかいない。

自国のリーグやカップ戦を連覇するチームは毎年チラホラお目見えする。
しかしUEFA Champions Leagueを連覇したチームは0という過酷さなのだ。

そして注目したいのは今年UEFA Europa Leagueと言う大会を３連覇したのが、これもまたスペインのセビージャというチームだ。

突然また変な大会が出てきてしまいましたね。

そうヨーロッパにはUEFA Champions LeagueとUEFA Europa Leagueの二つの大きな大会があるのだ。
簡単に言うとChampionsが一番上で、Europaがその下といったとこだろうか。
各国の上位チームがChampionsに出場するのと同じくそこに届かなかったチームが参加するのがUEFA Europa Leagueなのだ。

前にも挙げた画像で説明するとランキング1位だったスペインはChampions League出場枠が4だった。
そしてその下の5位と6位がEuropa Leagueに参加するという仕組みである。
その他カップ戦の覇者などが参加するといったものもあるがややこしくなるのでここでは割愛。



【UEFA Europa League】
インターシティーズ・フェアーズカップとして創設された大会が前身となり、1972年にUEFAカップとして正式に発足。
1999年、それまであった欧州三大カップの一角、UEFAカップウィナーズカップを吸収する形で統合された。
細かいことはあまり説明しても仕方ないので今回興味深い点だけ紹介すことにする。

Champions Leagueをヘビー級のリーグと位置づけるなら、Europa Leagueはライトヘビーとでも言ったらわかりやすいだろうか。
主催はどちらもUEFAであり当然のように連動している。
その規約にこんなものがある。

◆Europa League優勝クラブには翌年のChampions Leagueへの出場資格が与えらる。

つまり前年Europa Leagueで優勝すると翌年Champions Leagueに参加しなければいけない。
そして。。

◆Champions League本大会グループリーグ3位敗退組。
Champions League予選プレーオフ敗退組。
Champions League予選3回戦敗退組。
はEuropa Leagueへ参加する。

つまりChampions Leagueに参加したとしても上記の箇所で敗退が決まってしまったチームはEuropa Leagueへ参加するのだ。

これを踏まえてもう一度言おう！！
★今年UEFA Europa Leagueと言う大会を３連覇したのが、これもまたスペインのセビージャというチームだ。
３連覇である。

この胸の鼓動が伝わるであろうか。

多くは語らないがUEFA Champions Leagueを連覇したチームはいないこと。
UEFA Europa Leagueを3連覇中のチームがいること。
今年のChampions Leagueのベスト8の中にスペインのチームが3。
ベスト4に2。
Europa Leagueのベスト8の中にスペインのチームが3。
ベスト4に2。
優勝は共にスペインなのである。

☆東京でゲストハウスをお探しなら☆
タイガーハウスへ！
http://www.tiger-house.com/

タグ：サッカー ヨーロッパ UEFA チャンピオンズリーグ レアルマドリード アトレティコマドリード